工芸厨子
日本文化が培った工芸美で
美術品のような厨子を
この国特有の工芸の風合いと
その美しさを現代の人の心に
届くものとして、
確かな工芸家の
表現力により創出された
趣き深い厨子
藤野征一郎 ひかりと闇
藤野征一郎Seiichiro Fujino
漆工芸作家
/ 1972年滋賀県生まれ。金沢美術工芸大学修士課程と金沢卯辰山工芸工房を修了し、2000年から個展を中心に活動を始める。
主な受賞は第45回日本クラフト展日本クラフト大賞、国際漆展・石川2020奨励賞など。近年はGalerie Marianne Heller(ドイツ)、伊丹市立工芸センターなどで展示に参加。2022年Victoria & Albert Museumに作品収蔵。2023年ドイツのMuseum für Lackkunstにて展覧会の予定。
伊藤慶二 仏堂
伊藤慶二Keiji Ito
陶芸家
/ 1935年岐阜県土岐市生まれ。武蔵野美術学校卒業。30歳で陶芸の道に入る。いずれの会やグループにも属さずに独立独歩で制作、畏敬を集める作品を作り続けている。国内はもとより、デュッセルドルフ、ハノーバーなど海外での個展も多数。1978年世界クラフト会議・日本クラフトコンペ美術出版社賞受賞。2007年円空大賞展 円空賞。2013年地域文化芸術功労表彰など受賞多数。
十時啓悦 56棚厨子(輪廻転生)2022
十時啓悦Akiyoshi Totoki
木漆工芸家
/ 1950年大阪府豊中市生まれ。1973年武蔵野美術大学造形学部産業デザイン学科工芸工業デザイン専攻卒業。1975年東京藝術大学大学院美術研究科漆芸専攻修了後に漆芸家の野田行作に師事。1977年1981年日本クラフト展優秀賞受賞。1986年日本伝統工芸新作展奨励賞受賞。2003年青梅クラフト館設立。現在、日本文化財漆協会参事、武蔵野美術大学名誉教授、中国湖北美術学院特別教授。